爆薬って悪い技術?
こんな記事を見つけました。
この大学生、とてつもないポテンシャルを持っています。方向性を間違えただけで、その技術力と行動力は素直に凄いと思います。
さてタイトルに話を戻します。
今回この記事の大学生は爆発物の製造や所持など法律に触れたために逮捕されましたが、では今回製造された爆薬や覚醒剤自体は果たして悪い技術なのでしょうか?
この記事ではそんな「技術」の善悪について考えてみたいと思います。
技術の使い道で善悪は決まるのか
ここでは今回製造された爆薬や覚醒剤の用途という点から、技術の善悪を考えてみたいと思います。
まずは爆薬の用途ですがパッと思い付いたのは以下の通りです。
爆薬の用途
- 爆破テロ
- ビルの発破解体
- 花火
どうでしょうか。何だか物騒な感じですね。
さてこの中で 爆破テロについては言うまでもなく悪いと思いますが、ビルの発破はどうでしょうか。一概に悪いとは言い難いかと思います。花火に至っては悪いというイメージは全く湧きませんね。
また覚醒剤の用途については私はあまりイメージできませんが、
調べたところによると医療用のものもあるみたいなので、こちらについても必ずしも悪だとは断定できないのではないでしょうか。
つまり技術の善悪は用途だけで決まるというものでは無さそうです。
そもそも技術ってなんだ
そもそも技術とはどういう意味の言葉なのでしょうか?
言葉の意味を知らずして善悪は語れないと思い、言葉の意味をネットで調べてみました。
すると意外な事実が分かりましたよ!
技術という言葉の意味
ネット検索で一番上に出たGoo辞書によると技術という言葉は次のような意味とのことです。
科学の研究成果を生かして"人間生活に役立たせる"方法。
これは驚くべきことが分かりました。
人間生活に役立たせる方法が技術ということは、つまり人間生活の役に立たないものはそもそも技術の定義から外れるのです。これは非常にすっきりしました。
爆薬の例でいえば、花火に使われれば人間生活の役に立っているので技術になり、反対に爆破テロに使われれば人間生活の役には立たないので技術とは呼ばないということですね。
まとめ
人間の生活に役に立たないものは技術とは呼ばないため、そもそも悪い技術なんてものは存在しない!
科学の色んな研究成果を用いて技術として生み出していく。そうやって世の中に貢献していきたいですね。
ぜひ冒頭の大学生も人間生活の役に立つものに力を注いで立派な技術者になって欲しいものです。
追記
人間の生活に役立つものが技術と言いましたが、今は人間の生活そのものの価値観が変化し始めている時代です。
これからの時代の技術を生み出していくためには、より良い人間生活の在り方というものを考えていく必要がありそうです。