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『高橋優/若気の至り』その曲に込められた意味とは!?映画「まく子」の主題歌!歌詞から意味を解釈してみた!【歌詞考察】

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今回、考察するのは「高橋優/若気の至り(amazonでCDを買う)

この曲は、主題歌にもなっている映画「まく子」のために書き下ろされた曲で、2018年10月にリリースされたアルバム「STARTING OVER」に収録されています。「まく子」は山崎光さん主演、草彅剛さんがダメ親父役を演じられているということでも話題ですね。

 

「高橋優/若気の至り」の歌詞全文

歌詞は以下サイトから引用させていただきました。

www.uta-net.com

 

「高橋優/若気の至り」の歌詞要約

この曲は若い頃に誰もが経験するような恋の葛藤を歌う曲です。歌詞の中にも出てきますが、2、3文字では片付けられないほど苦しくなるような繊細で複雑な恋心を丁寧にまとめています。

 

フレーズごとの詳細な解説

では各フレーズの意味を詳細に説明していきます。

1番の意味

【1番Aメロ】

帰りのバスが来るまで あとどれくらいかな
多分もうそんなにないから 言いそびれた言葉の山から
最後のピースは見つかるかな
今しかないよな 今日のオレンジの中
昇降口で振り返って いま何か言いかけたようだな
聞き返しても大丈夫かな

[解説]

タイトルからしてこの曲の主人公は若い男の子かなと思います。そしてバスが来るまでのわずかな時間に言いそびれた言葉の中から、パズルの「最後のピース」のようにぴったりくる言葉を一生懸命探している様子がわかりますね。その様子から、伝えたい相手はきっと好きな女の子なのだと思われます。

また「オレンジの中」とは夕方のことを表現しているのでしょう。2人の置かれた状況が浮かび上がってきます。

さらに「昇降口で」ということは、バスが来て乗る瞬間ですね。そのタイミングで女の子が何か言いかけたけど、バスが来てしまったこともあり言葉にならないまま。何を言ったのか聞き返したいけど、それもままならない男の子のドギマギとした心理状態。もどかしい関係であることがうかがえます。恋愛の初めの頃ってみんなこんな感じですよね。

 

【1番Bメロ】

名前を呼ぶ声が聞こえてくる 多分誰かが君を待ってる
苦しいのは ここにあるのが 忘れられていく

[解説]

女の子の親が迎えにきたのでしょうか、それとも別の友達がやってきたのでしょうか。どこからか女の子を呼ぶ声が聞こえ女の子の注意はそちらに向いてしまいます

自分にとっては忘れられないくらい大切な時間だったのに、誰かの呼び声だけで彼女の中からはあっという間に忘れられていく。そんな些細なことで胸が苦しくなってしまうほど、彼女のことが好きなんだという気持ちがたった一行の歌詞だけで強く伝わってきますね。

 

【1番サビ】

グラウンドから聞こえてくる部活の声のどれか一つ
クラスメイトがいるけど どの声がそいつなのか 聞き分けることも出来ない
国道のフリクション 流行りのフュージョン 騒めきのどれかこれかに
なってしまうその前に ここに君がいるうちに この夢が覚めてく前に
あと少しだけ

[解説]

ここにきて男の子が高校生(または中学生)であることがわかります。

部活の声の中にクラスメイトがいるのに聞き分けることも出来ない、これは女の子と自分の関係を比喩しているように感じます。自分も女の子にとってたくさんの声の中の1つにしか過ぎず、特別ではないと悟っているような様子ですね。

騒めきの中に自分の気持ちが紛れて消えてしまう前に、夢が覚めてく前に、どうにかして女の子との関係を変えていきたいと願っている気持ちがヒシヒシと伝わります。まさに青春そのものですね!

2番の意味

【2番Aメロ】

ノートの片隅だと誰かが見るから 終わって切られたカレンダーの裏
こういう風になればいいなと思うの 絵に書いたあとで捨ててた
今しかないよな 今日のオレンジの中
多分もうそんなにないから 最後のピースやめた方いいかな
カレンダーの裏に任せようかな

[解説]

学校で使うノートは誰かに見られる危険性があるから避けて、かわりにカレンダーの裏などの誰にも見られないであろう場所に自分の理想を書いては恥ずかしくなって捨てる。学生の頃、似たような経験をした人も多いのではないでしょうか。

「最後のピース」というフレーズはこれで2回目です。でも最初は「見つかるかな」と期待しているような気持ちだったのに対し、2回目は「やめた方がいいかな」と弱気になっています。恋をした時の一喜一憂しては揺れる気持ちがうまく表されていると感じました。

 

【2番Bメロ】

偉い人が名前をつけていく どの気持ちも2、3文字にされる
苦しいのは 笑いながら 諦められていく

[解説]

ここでいう「偉い人」とは、大人を指しているのだと思います。大人になると繊細で微妙で細やかな気持ちを簡単な言葉でまとめたがる。それは効率的にする為だったり、わかりやすくする為だったり。

でも若い頃は気持ちをそんな風に簡単にまとめられるものではない、という大人への反骨精神が垣間見える歌詞で若さ故の不器用さが伝わります。

若い時には、そんな不格好な言葉を言えるだけの勇気が無い自分を笑ってごまかします。そうやってごまかしていくうちに、だんだんと諦め始めていることに気づいていくのです。

この曲のタイトルの通り、若い頃は気持ちをぶつけることの大切さに気付きながらも傷つくことを異様に恐れ、"最後のピース"をなかなか出せない時がある。そんな苦しみがこの歌詞からは伝わってきます。

 

【2番サビ】

なんでもないよ 大丈夫だよ きっと笑顔でまた会えるよ
お願いだから今は そんな恐ろしい言葉 掛け合わないままでいさせて
逆さの蛇口 わら半紙飛行機 思い出のどれかこれかに
なってしまうその前に ここに君がいるうちに この気持ち消えてく前に

[解説]

「笑顔でまた会えるよ」、これが恐ろしい言葉に聞こえるのはなぜでしょうか。それは、気持ちを打ち明けないままうやむやにし、友達でいることを選択したことになるからではないでしょうか。

たくさんの思い出のどれかに埋もれ、いつの日かこの気持ちすら忘れてしまうことを恐れている男の子。その気持ちを女の子に伝えることができるのでしょうか。

 

Cメロ~大サビまでの意味

【Cメロ】

季節最後の 神社の音

ビニールの金魚 最後のピース

[解説]

歌詞からして夏祭りですね。恐らく女の子と一緒に来ているのでしょう。ここで3回目の「最後のピース」が出てきます。この夏祭りを逃せば次は来ません。さぁ「最後のピース」をはめる時です。

 

【大サビ】

グラウンドから聞こえてくる部活の声のどれか一つ
振り返るためじゃなくて 明日のためでもなくて 今ここにしかない光
国道のフリクション 流行りのフュージョン 騒めきのどれかこれかに
なってしまうその前に ここに君がいるうちに この夢が覚めてく前に
あと少しだけ

[解説]

僕が聞く部活の声のように、僕の声は女の子には届かないのかも知れないけれど、そんな声だって今ここにしかない光なのです。今この瞬間だからこそ感じる様々な感情、それがいつまでも続いてほしいと願うのはきっと若い人だけではないと思います。

果たして最後のピースは女の子に届いたのでしょうか。きっと届いているはずです!

 

おわりに 

いかがでしたでしょうか?曲を通して、青春の甘酸っぱい気持ちがストレートに伝わる曲だなと思いました。

また、夏祭りの日に果たしてどうなったのか、結末ははっきりとは語られませんでした。しかしそこは敢えて歌わないことで、歌詞に多くの解釈の余地を残したのではないかと思います。

成功することもあれば失敗することもある。学生時代のそんな選択肢の多さを表しているのではないでしょうか。ぜひ後日談の曲もあれば、聴いたみたいなと思いました。

 

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