現在、バカ売れしている本「バカとつき合うな」(堀江貴文・西野亮廣共著)を読みました。
いやーこれは名著ですね。"バカ"に関して分かりやすく且つ普遍的に書かれています。
まだ読んでいないという方には、ぜひ読んでいただきたいです。
日本人全員に読んでもらいたい。教科書にしてほしい。それくらいの価値はあります。
さてさて褒めちぎるのはこのくらいにして、
今回この記事では、私が本書を読み終わって考えたことを書き綴ろうかと思います。なので以下の記事は、読み終わったことを前提として書いています。
そのため「バカとつき合うな」をまだ読んでいないという方!その方は、まず先に「バカとつき合うな」を読んでから、本記事の続きを読むことをオススメします。
それでは、もう読んだよ!という方は記事の続きをどうぞ。
「バカとつき合うな」を読んだあなたはバカか否か?
あなたはこの本を読んだとき、自分のことをバカだと思って読みましたか?それとも自分はバカではないと思って読みましたか?
この本を読む上で、自分のポジションをどこに置くかってスゴく重要だと思うんですよね。きっとそれだけで、この本から入ってくる情報は大きく変わると思います。
なのでそれぞれポジションを変えてもう一周読んでみることを推奨します。それが本書を最大限自分の糧にするためのコツですよ!頭の回転が早い人は、"バカな自分"と"バカではない自分"を交互に意識しながら読むと効率的かもしれません。
ちなみに私は最初、"自分はバカではない"と思って読みました。
そうすると本の内容の全般は「あー確かに。わかる。」といった具合で、あたかも自分が、ホリエモンや西野さんになったかのような気持ちで読んでしまっていたんですよね。完全に驕りでした。
改めて自分をバカだと思って読んでみると、一つ一つの章で少なからずバカな自分が見えてくるんですよ。「先に設計図を描きすぎてるなー」とか「一貫性にこだわってたなー」とか。
"バカな自分"というスタンスで読むと、どんどん反省すべきポイントが見つかるんです。ほんと驚くくらいに。自分ってバカだなぁと打ちのめされます。
じゃあバカな目線だけで読めば良いかというとそうではない。バカな目線だけで読むと、自己否定に陥っちゃうんですよね。けど決して全部バカってわけではないんです。バカではない自分も確かにいるんです。それを認めてあげるためにも、バカではない目線で読むことも重要なのです。
誰だって「バカ」であり「バカではない」
何か哲学的なことを言ってますが、誰しもがバカであり、誰しもがバカではないのです。それは本書の中で、ホリエモンも西野さんも言っています。昔は自分もバカだったと。
そして今、著者の2人が一切バカじゃないかというと、決してそういうわけではないと思います。バカとつき合うなと言いながら、バカのために本を書いているのが何よりもの証拠だと思います。
じゃあ逆に著者の2人が完璧にバカかと言うと、そういうわけでもありません。バカにここまで素晴らしい本が書けるわけがありません。
ではつまりどういうことかと言うと、バカとバカじゃないことは共存するのだと思います。バカじゃない人だってバカになり得るし、バカな人だってバカじゃない人に成り得るということです。
だからこそ、著者の2人はこの本を書いたのではないかと推測します。理由の一つはバカな著者にバカじゃなくなってほしいため。もう一つは今バカじゃない自分自身が今後バカにならないように、戒めとして本書に残したんじゃないでしょうか。
バカになる自分とどう向き合うか?
この記事では先ほど、バカではない人もバカになり得ると書きました。ここでは最後に、バカになる自分との向き合い方について書こうと思います。
まず一番大切なことですが、自分がバカになっていることに気づきましょう。「無知の知」とも言うようにまずはバカになっている自分を知ることが大事です。バカに気づかなければ、対策の取りようもないですしね。
そしてその上で、バカである自分を受け入れることです。いくら否定しようがバカなものはバカなんです。余計なプライドは捨ててバカな自分を受け入れましょう。
ここまで来ればあとは簡単です。バカじゃなくなるようにどうすればいいのか考えて行動するだけです。これは本書の最後にも書いてあったことですね。行動しましょう。行動が最も重要です。
簡単と言いましたが、実はここが結構難しいんですよね。ある調査によるとノウハウを知った上で行動する人の割合は20%だそうです。そしてさらにそれが継続できる人はたったの4%とのこと。
行動を起こせるということが、バカではない1つの証拠になるのかも知れませんね。
そしてもしどうすればバカじゃなくなれるのか分からなくなった時には、バカの聖書として再び「バカとつき合うな」を読むと良いのではないでしょうか。
以上、最後までバカにお付き合いいただき誠にありがとうございました。